こんにちは、ケンゾーです。
新卒で商社に入社し、3年ほど営業をしていました。
仕事の作業自体はそこまで遅くはなかったと思いますが、”こなし作業”が多く、結構、思考が停止していたと思います。
今回は下記のような悩みを持っている方向けの記事です。
仕事勤めをしていて、
- 現状の職場のままで良いのかな、と悩んでいる
- 現状の仕事に飽きてきた、と感じている
- 仕事が楽しくなくなってきた、と感じている
そして、そういった方は思考停止している、かもです。
というか、当時の自分はそうだったので、こんな考え方もあるんだと参考になればと思います。
思考停止し始めたら、思考停止癖がつく
ここでいう思考能力とは以下です。
・分析する(考察する)
・意思決定をする
・問題を解決する(最適解を見つける)
・仮説をつくる
本題ですが、思考停止するようになると、考える癖がなくなってきます。
というのも、考えるのは面倒で、頭を使わない方が楽だからです。
前述しましたが、少し前まで私も会社員をしていました。営業として入社し、就活の時から希望していた海外出張も経験できました。
でも、仕事は”こなす”という感じ。
こなす作業に入ると、考える必要がなくなるから、思考が停止し始めます。
で、思考停止し始めると、考える習慣が徐々に減っていきます。結局自分で考えずに、人に頼ることが多かったです。
組織で働く上で、チームワークとか、顧客対応スピードは重要ですので、問題はないのですが、個の力は弱いですよね。
それに気付いてからは、時間を決めて自分で考える癖付けをして改善出来るように努めました。
思考停止すると、人生が搾取される

ここでの問題点は自分で考える能力が低い、ということです。
自分の頭で考えられないと、どうなるのでしょうか。
思考停止という病(本の著者:苫米地 英人)では、以下のように記載されています。
”知識がなく、自分でも判断できず、自分の頭で考えることをやめた人は、自分で人生を切り開くことができません。
他人の話や言葉を聞いてからしか動けないのです。
当然、他人の価値観に従って生きざるを得なくなります。実質、カルト宗教の信者と変わりありません。
- 親がいい大学に行きなさいと言ったから、いい大学に入るために受験勉強に励む
- 大企業に入りなさい、と学校の指導担当から言われたから大企業を志望する
- このまま会社にいたほうがいい、と言われて転職できない
このように自分で思考しない状態が続いていた人は、自分で思考するクセがなくなってしまい、誰かに決めてほしい、どうすればいいかわからない、という状態におちいっています。
思考を停止するというとは、自分で生きることを放棄し、他人に自分の人生を委ねることにほかなりません。これを奴隷というのです。”
(引用:思考停止という病 )
誇張はされていますが、わりかし正論ですよね。
思考を停止すると、楽だし時短というメリットはあります。
でも、自分の人生ベースで考えると、それで良いのかなって気にもなりませんか?
サラリーマンの時の自分はそうでした

サラリーマンの時の自分は思考停止しかけていました。
具体的には、上司の指示をそのまま忠実にこなす、という感じです。
というのも、評価するのは上司やその上の管理者だからです。これが悪いわけではありません。
組織で働く上ではこの考え方で良いと認識していました。
忠実にこなすので、評価は悪くないですよね。
ですが、自分に何が残ったかというと、うーん、という感じでした。
また、同書にこんな記載もありました。
”そもそもビジネスにおいて、クリエイティブな思考は基本的に求められません。特に入社1年目は、会社の先輩の言うことをひたすら聞くことを求められます。先輩や上司は「自分で考えろ」と言葉では言いますが、勝手にやると「馬鹿野郎!」と怒鳴ります。ホウレンソウをしなくても怒られる。当然、重要な仕事はほとんどまわってこない。基本的サポートをしながら、会社のやり方を覚えさせられる。上司や先輩に嫌われると仕事がし難くなるので、飲み会に参加して、愚痴を聞かされ、つまらない人生訓を教えこまれます。
学生の頃など、秀才とか天才とか言われ、いい大学に入った人も、大企業に入って3年も経つと普通の人になっています。
なぜかといえば、サラリーマンになるとほとんど自分の頭で考えることがなくなるからです。”
皆さんはいかがですか?
そうかも、、って方もいらっしゃるかと思います。
石の上にも3年とか、とりあえず3年は働いた方がいいかな、って思ったり、
言われたりしますが、既にこれが思考停止ですよね。
自分の意思で働いて気付いたら3年経過していた、というのは素晴らしいと思います。
でも、とりあえず3年は働こう、と安易に考えているのであれば危険です。
入社時とレベルは大差ないかも、です。
まずは、”思考停止は癖がつく”と認識する

まずは、思考停止したら癖がつく、と認識することが大事です。
サラリーマンであれば組織で働いているので、既に仕組み化・ルール化されたことを変更するっていうのはハードルが高いですよね。
大企業になればそのハードルは更に上がると思います。
だから、まずはそれを意識し、出来る部分から変えていくことをお勧めします。
思考停止から抜け出す方法

同書で挙げられた方法が以下の通りです。
- 知識量を増やす
- ゴールを持つ
以下で紹介していきます。
知識量を増やす
(同書引用)
”結局本を読むことが知識習得の一番の近道です。他人の話をどれだけ聞いても、それはあくまで他人の話であって、知識にはなりません。短時間ですごい人たちの知識を得られる方法は、間違いなく本だけなのです。
(中略)
視覚野から情報を使うということは、視覚野だけでなく、海馬、側頭葉なども使って処理されます。そして、それが、前頭前野にて構造化されます。視覚を使って情報を手に入れるほうが、脳全体が働きやすいといえます。
また、読書は大量に行うことができますが、話を聞くのは、大量に行うのも限界があります。思考を働かせるための知識習得で考えれば、読書のほうが有効に機能します。”
読書から得られる知識というのは選択肢を広げたり、絞ったりするためにあると思います。
ですので、その選択肢を持つためには読書というのは、言うまでもなく有効な方法ですね。
”過去に学ばない者は、過ちを繰り返す” (引用:哲学者 ジョージ・サンタヤーナ)
読書することで先人の失敗も知ることも出来るので、選択肢の排除もある意味可能です。
ゴールを持つ
(同書引用)
”ゴールはひとつ、と思い込んでいる人が多いのですが、ゴールは幾つあってもいいのです。自分が好きなことで、本当に成し遂げたいことであれば、いくつも持ちましょう。
ただし、ある程度区分が必要です。私がオススメしているのは、8つのゴールを持つことです。たとえば、次のように分けてみてください。
- 仕事
- 健康
- 趣味
- 生涯学習
- 家族
- ファイナンス
- 地域活動
- 社会全体に対する貢献活動”
ゴールを持つこと(明確にすること)でより、具体的な行動に落とせますよね。
また、上記した通り、ゴールというのはカテゴリー分け出来ますので、いくつかゴールを持って考えることで思考癖がついてくると思います。
まとめ
- 思考停止し始めたら、思考停止癖がつく
- 思考停止すると、搾取される人生が待っている
- 思考停止を抜け出す方法がある
上記を意識し生活してみることで、視点も変わって来るかもしれませんよ。
補足:企業は情報弱者を狙っている
情報弱者とは、有益な情報を得られない人、得たとしてもその情報に対して適切に対応できない人のことです。
情報弱者が負ける典型例としては、ものの値段の相場を知らないばかりに法外な高値で買うはめになる、とかです。
2002年の日韓共催ワールドカップのチケット問題もそうですよね。
情報がなくても幸せになりますが、情報があればより有利に人生を楽しむことができます。
ネットの世界は今後も伸び続けます。
搾取されないためにも情報の取得と自分で考えてその情報を上手く活用することが大切ですね。
話が脱線したので、今日はこれで以上です。